10月11日は「リンゴの唄」の日~君一人が不幸じゃないんだよ~
1945(昭和20)年のこの日、戦後初めて制作・公開された映画『そよかぜ』が封切られました。並木路子が歌う挿入歌「リンゴの唄」は戦後を象徴する大ヒットとなったのです。
「リンゴの唄」は、並木路子、霧島昇によって発売され、日本の戦後のヒット曲第1号となった楽曲だそうです。
その為、この時期によく聞いた高齢者の方は特に印象に残るのかもしれません。戦後初のヒット曲ですからね(^_^.)そりゃー印象に残ります。
この世代の高齢者は皆さん覚えています。作詞はサトウハチローさんがしているのですが、この詞を作ったのは戦時中だったようで、「戦時下に軟弱すぎる」という理由(すごい理由ですが・・・)で戦争終了後に公開されたようです。
当時の日本の戦争の厳しさが垣間見られます。
しかしこの曲戦後大ヒットしたんですよね。(^_^.)
しかも面白いエピソードに、作曲者の万城目正は並木路子に「もっと明るく歌うように」と度々ダメを出ししたようですが、並木は戦争で父親と次兄、3月10日の東京大空襲で母を亡くしていたため、とてもそんな気分にはなれなかったそうです。
そこで万城目は、「君一人が不幸じゃないんだよ」と諭して並木を励まし、あの心躍らせるような明るい歌声が生まれたそうです。
確かにあの歌声は戦後の日本を活気づける明るい歌声ですよね。レコード売上は発売から2〜3年で約33万枚に達したそうです。
この当時まだリンゴは貴重品だったらしく、1945年12月に行われた公開ラジオ番組で、並木がこの歌を歌いながら客席に降り、篭からリンゴを配ったところ、会場がリンゴの奪い合いで大騒ぎになったというエピソードもあるようです。
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